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ピロリ菌の症状 第二弾

ピロリ菌感染から病気を発症するまでの流れ

 

ピロリ菌の症状2

①ピロリ菌に感染
②慢性胃炎(萎縮性胃炎)になる
③ストレスや不健康な食生活、発がん性物質によって胃炎悪化
④病気を発症
⑤痛みなどの自覚症状が出る

 

ピロリ菌に感染しても、菌が体内にいるだけなら痛みを感じることはありません。しかし胃に定着したピロリ菌は、少しずつ胃の粘膜を傷つけていくことで慢性胃炎(萎縮性胃炎)を引き起こします。慢性胃炎(萎縮性胃炎)で胃の粘膜機能が弱まると、ストレスや発がん性物質などの環境因子で胃の状態が悪化します。
それにより胃潰瘍、十二指腸潰瘍、胃がんなどの病気を発症しやすくなります。
ピロリ菌によっておきるこれらの病気を予防をするために、先ずは胃カメラ検査を受けた上でピロリ菌検査をしていただくことをオススメしています。

 

ピロリ菌由来の病気

胃潰瘍

 

症状は、みぞおちの痛みです。 食事中や食後に痛みが強くなることが多いです。そのほか、吐き気、嘔吐、げっぷ、食欲不振、体重減少などが挙げられます。 胃潰瘍から大量出血が起きると口から血を吐くことがあります。 また、血液が腸に流れて便と一緒に出てくることがあり、そのときの便は真っ黒(タール便)になります。

十二指腸潰瘍

 

症状は、みぞおちやや右側の痛みです。胃潰瘍と違って空腹時に痛みが強くなることが多いです。そのほか、胃もたれ、吐き気、嘔吐、食欲不振、胸やけなどが挙げられます。潰瘍が進行した場合には、出血や穿孔(腸に穴が開く)を伴うことがあります。


胃潰瘍・十二指腸潰瘍の詳細ページはこちら

胃がん

 

症状は、みぞおち周辺の痛み、不快感や違和感、胸焼け、吐き気、食欲不振、体重減少などが挙げられます。 出血を伴う場合は黒色の便が出たり、吐血したりすることもあります。 しかし、胃がんはかなり進行しても症状が見られない場合があるため、特に過去にピロリ菌感染があった方は定期的な内視鏡検査をオススメしています。

胃がんの詳細ページはこちら


ピロリ菌のやっかいな点として、感染してもピロリ菌自体には症状がないため、上述している病気が進行し、自覚症状が出るまで悪化しないと中々気づくことが出来ないという事があげられます。

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