皆様こんにちは、まきこクリニック院長の船越です。
本日のコラムでは、「逆流性食道炎やピロリ菌除菌も対応!胃カメラ検査の重要性」について解説いたします。
胃の不調が続くと、日々の生活が快適でなくなるだけでなく、思わぬ病気の兆候である可能性もあります。その中でも、逆流性食道炎やピロリ菌感染は、胃カメラ検査で診断が可能な代表的な疾患です。そのため、逆流性食道炎・ピロリ菌感染/除菌・胃カメラ検査の重要性について正しく理解することが重要となります。
逆に、胃の不調だと思っていても膵臓や胆のうの病気が潜んでいることもあります。胃カメラで異常が無いといわれた、胃薬を飲んでも症状が改善しないなどの場合は直接医師に相談してください。
①逆流性食道炎
逆流性食道炎とは、胃酸が食道に逆流し、胸やけや喉の違和感、咳などの症状を引き起こす病気です。胃カメラ検査では、食道粘膜の炎症具合やびらんの有無を確認することができます。逆流性食道炎を放置すると食道狭窄やバレット食道を引き起こし、食道がんのリスクが高まります。
②ピロリ菌感染(慢性胃炎)
ピロリ菌は胃の粘膜に住みつき、胃炎や胃潰瘍、さらには胃がんの原因になることが知られています。胃カメラ検査では、ピロリ菌感染による粘膜の変化を観察し、必要に応じて組織検査や呼気検査などで感染の有無を確認することができます。ピロリ菌除菌治療を行うことで、胃がんの発生リスクを大幅に低減できることが知られています。
【ピロリ菌について】
③胃潰瘍・十二指腸潰瘍
胃潰瘍・十二指腸潰瘍は、ストレスや薬剤、ピロリ菌などが原因で胃や十二指腸に傷ができる病気です。傷が悪化する前に、早期に検査や治療を行うことが重要です。
④胃がん
胃がんは早期発見で治療が可能な病気と言われています。そのため、胃がんのリスクがある方は定期的な胃カメラ検査で胃がんの早期発見を行うことが大切となります。
【胃がんについて】
以下の症状がある場合、逆流性食道炎やピロリ菌感染の疑いがあります。
・胸やけがある
・酸っぱい・苦い液体がげっぷとなって上がってくる(呑酸)
・口内炎や喉の痛み
・飲み込みにくさを感じる
・声がれや咳がある
・胸や喉の違和感や不快感がある
・息苦しさを感じる
・ご家族にピロリ菌感染者がいる
・ご家族にピロリ菌除菌経験、胃炎、胃がんがある
逆流性食道炎やピロリ菌感染といった疾患は、初期段階での発見と治療がとても重要です。胃カメラ検査を定期的に受けることで、食道がんや胃がんなどの大きな病気を未然に防ぐことができます。些細な症状でもお気軽にご相談ください。
①内視鏡専門医による胃カメラ検査
②鎮静剤を使用した苦痛の少ない胃カメラ検査
③鼻からできる経鼻内視鏡検査
④胃内視鏡検査後、寝たままリカバリールームに移動
⑤胃と大腸の同日検査が可能
⑥検査後もお腹が張りにくい二酸化炭素送気の使用
⑦土曜日・日曜日の胃カメラ検査が可能
■まとめ
逆流性食道炎やピロリ菌感染は、食道がんや胃がんなど重篤な消化器疾患のリスクが高くなります。些細な症状でもお早めにご相談ください。
まきこ胃と大腸の消化器・内視鏡クリニックでは、女性にも男性にも安心して相談できる環境を整えております。
些細な症状・気になる症状や定期的なチェックを希望される方は、どうぞお気軽にご相談ください。当院では、消化器診療・内視鏡検査に特化したクリニックとして、おしりやお腹の良質な検査・内視鏡検査・診察を提供できるよう様々な工夫を行っています。胃もたれや胸やけで悩まれている方はお気軽にご相談下さい。
〒601-1431京都市伏見区石田大受町32-2
まきこ胃と大腸の消化器・内視鏡クリニック