当院で行う医療脱毛について
当院では、レーザー医療脱毛を導入しています。医療用のレーザーを肌に照射し、毛を生やす機能を破壊することで、毛が再び生えてこない状態とします。
医療脱毛とエステ脱毛の違い
医療脱毛 | エステ脱毛 | |
---|---|---|
受けられる場所 | 医療機関のみ | エステサロン、脱毛専門店 |
使う機器 | 医療機関のみが扱えるレーザー脱毛器 | 光脱毛器 |
施術を担当する人 | 医療資格を持った医療従事者 | サロンのスタッフ(医療資格は不要) |
脱毛効果 | 永久脱毛※1 | 減耗・抑毛 (時間が経つと再び生えてくる) |
脱毛に必要な回数 | 5~7回※2 | 20~30回以上※2 |
脱毛に必要な期間 | 1年~1年半程度※2 | 毛がない状態を維持するには、 通い続ける必要がある |
肌トラブルが生じた際の対応 | 同じ施設でそのまま診察を受ける※3 | 医療機関で診察を受ける |
痛み | 強い (部位による・個人差あり) |
弱い |
医療脱毛とエステ脱毛の大きな違いは、永久脱毛※1ができるかどうかです。
永久脱毛ができるレーザー脱毛機は、エステサロンや脱毛専門店では取り扱えません。
永久脱毛を目指したいのであれば、医療機関で医療脱毛を受ける必要があります。
※1:AEA(米国電気脱毛協会)が定義する「脱毛が終了してから1ヶ月後の状態で毛の再生率が20%以下の場合」に準ずる
※2:毛質・肌質や通院頻度によって異なる
※3:症状によっては皮膚科での診察が必要
当院で扱う脱毛機器について
当院では、厚生労働省承認の医療レーザー脱毛機器「Gentle Max Pro Plus」を導入しています。
施術の間隔
当院では、2ヶ月以上の間隔を空けて医療脱毛を受けていただくことを推奨しています。
なぜ2ヶ月以上の間隔が望ましいかというと、毛の生え変わりのサイクルが約2〜3ヶ月であり、2ヶ月以上待つことで脱毛効率の良い時期を迎えられるからです。
人間の体毛は、以下のフェーズで「生えては抜ける」を繰り返しています。
- 成長期:毛が成長する
- 退行期:毛が抜け落ちる
- 休止期:新しい毛が生えてくるまで休止する
成長期を迎えるタイミングで、毛はメラニンが濃い状態となります。医療脱毛で照射するレーザーは主にメラニンへと反応するため、成長期を狙うことで効率良く脱毛ができるのです。
逆に退行期や休止期はメラニンが薄く、レーザーを照射しても十分な脱毛効果が得られません。以上の理由から、2ヶ月以上の間隔を空け、成長期の毛が多くなるのを待つのが望ましいといえます。
施術前の注意事項
- 脱毛治療中は、毛穴の中に毛がない状態ではレーザーが反応しません。毛抜きやワックスは使用せず、自己処理はカミソリやシェーバーでの処理(剃毛)のみにして下さい。脱毛部位は前日または当日に剃毛して来院してください。
- 日焼けをした状態では熱傷を生じるリスクが高くなるため、日焼けが確認できる場合は、日を改めての施術となる場合も有ります。日常よりSPF30以上の日焼け止めの使用や長袖、長ズボン等の着用で日焼けを予防してください。
- 脱毛部位に日焼け止めや化粧品(化粧水等含む)が残っていると、レーザーが成分に反して熱傷を起こす可能 性があります。照射前に必ず落としてください。
施術後の注意事項
- 照射部位が赤く腫れることがあります。
一過性の症状ですので、早い方で数時間~数日程度で軽快します。
1週間以上経過しても軽快しない場合は受診してください。 - 脱毛部位は掻かないでください。皮膚を傷つけることで色素沈着になる可能性があります。痒みが強い場合は受診してください。
- 照射後は肌が乾燥しますので十分な保湿でのスキンケアをおこなってください。低刺激のものを推奨します。 治療部位によっては入浴せず、シャワー程度が望ましいと思われます。また、激しい運動、サウナもお控えいただき、医師の指示に従ってください。
- 焼けた毛がうまく毛穴から抜けずに毛穴に残る場合がありますが、徐々に抜け落ちますので無理に抜いたりしないでください。個人差がありますが抜け落ちるのに2~3週間かかる場合もあります。
- レーザー脱毛を継続している間は日焼けをしないようにご注意ください。日常から日焼けの予防を行ってください。
リスク・副作用、禁忌事項
医療脱毛には以下のようなリスク・副作用があります。
- 痛み・ヒリヒリ感
- 毛嚢炎(ニキビに似た赤い膨れ上がり)
- 炎症
- やけど
- むくみ
- 色素沈着
- 硬毛化・多毛化
「硬毛化・多毛化」以外は、基本的に数日安静にしていれば自然治癒します。症状が長引く場合は、遠慮なくご相談ください。診察と薬の処方をさせていただきます。
硬毛化・多毛化は、施術後にかえって毛が太く濃く見える症状です。メカニズムははっきりと解明されていませんが、レーザーの熱量不足によって毛細胞が活性化するからだと考えられています。
背中~腰、上腕、フェイスライン、うなじは硬毛化が生じやすいといわれています。
硬毛化・多毛化は非常に稀なケースですが、レーザーの再照射によって対策できます。万が一硬毛化・多毛化が見られるようなら、すぐにご相談ください。
下記の病気や症状・下記の薬剤使用中の方は治療を受けられませんのでご了承ください。
妊娠中の方・光過敏症・単純ヘルペスI型、U型の活動病変・開放創や感染創・刺青の部位2ヶ月以内の日焼け・真皮性の色素斑の部位 等
下記の病気や症状のある方、下記の薬剤使用中の方は医師の判断によって治療が受けられない場合があります。
てんかん発作・ケロイド、瘢痕体質・免疫抑制剤・ステロイド製剤・全身状態不良・糖尿病等の慢性疾患・フィラー注入部位・黒子の部位・抗凝固剤、鉄剤・イチョウ等のサプリメント 等
レーザーフェイシャルについて
このような悩みの方におすすめ
- くすみが気になる方
- しみ・そばかすを改善したい方
- 毛穴が気になる方
- 肌のキメが粗くなってきた方
- オイリー肌
レーザーフェイシャルの効果
くすみ・しみ・そばかすの改善
表皮上層のメラニンに反応して、くすみ・そばかす・薄いしみを除去します。
また、古い角質を除去し肌のキメを整え、化粧のりも良くなります。それにより美白効果を得られます。
脱毛効果
使用しているレーザーは、本来脱毛を目的として開発されたものですので、顔の産毛が少なくなり、皮膚の滑らかさと毛穴の開きの改善が得られます。
ハリの獲得
レーザー光が真皮に対して熱損傷を与えることで、真皮コラーゲン形成を促し、肌にハリを持たせます。
ニキビ予防効果
レーザー光により脂腺が縮小され、またアクネが殺菌されることで、ニキビ予防や脂性肌が改善します。ニキビ跡の色素沈着にもおすすめです。
施術の間隔と回数
1回の治療でも効果を感じていただける場合もありますが、継続した治療が大切です。
4週間に1回のペースで4回以上の治療をおすすめいたします。
レーザータイトニング・シャワーについて
真皮のリモデリングが促されることにより、ハリ感、毛穴等の肌質の改善やリフトアップ効果が得られます。
このような方におすすめ
- 肌のハリがなくなってきた
- くすみ・赤ら顔が気になる方
- 毛穴が気になる方
- 肌のキメが粗くなってきた方
レーザータイトニング・シャワーの使い分け
YAGリジュビネーション
レーザーシャワー | タイトニング | |
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効果 | 肌質改善 赤ら顔 リフトアップ |
リフトアップ お肌の引き締め 小じわ |
痛み | ほとんどなし | 多少あり |
脱毛効果 | なし | あり |
施術の間隔と回数
1回の治療でも効果を感じていただける場合もありますが、継続した治療が大切です。
4週間に1回のペースで4回以上の治療をおすすめいたします。